思い出

今日は久々に祖母の家に遊びに行ってきました。
愛知土産のういろう持参で、祖父に手を合わせに行きました。
祖父が亡くなってから2年が経ちますが、祖父が亡くなったときは本当にショックでした。
通夜・告別式とはじめ全然涙が出なかったんですよね。
私の記憶の中にあった祖父は元気で、よく話し相手になってくれたり芋もちを作ってくれたりという姿でした。
でも、よく考えると亡くなる数年前から家に遊びに来ることは少なくなり、私が祖父母の家に遊びに行くことも少なくなっていました。
そして、久しぶりに会いたいなと思っていた矢先の出来事だったのです。
あのときは大学生でしたので、講義も忙しく終わってから通夜に、帰宅して犬の世話をなどといった感じで忙しさもあり悲しさに実感がわかなかったのかもしれませんね。
でも、告別式で最後のお別れに顔を見て花を添えた瞬間にドッと涙が溢れてきたのを覚えています。
記憶の中ではずっと元気だった祖父。最後に覗いた顔は痩せこけて記憶の中のそれとはまったく異なってしまっていたのです。
その事実に気づかぬまま、生きているうちに会うこともなくなってしまったんです。
私はそのとき悔やみました。なぜ、忙しくても手の空いているときに会わなかったのかと・・・いくらでも暇なんて作れたはずなんだと。
もう二度と会えない祖父。今日、久々に写真を見ました。
若いときの、それこそ私の記憶の中にあるころの祖父の写真。一番元気だった頃の祖父の写真です。
何かとても懐かしい気持ちになりましたね。
この日記を書いている今、少し色々な思い出が頭をよぎっています。
もう、会えることはないですが毎年お盆時期だけはなんとしてでもかえって来ようと思っています。
祖父に手を合わせるために、祖母に会うために・・・祖母だっていつまでも元気ではない。
そして、実家の犬だっていつまでも元気ではないのです。
会えるときに会っておく。自分が後悔しないように・・・